くにさんの気まぐれ日記

思うところ、思うがままに、勝手に書きます。

もしかして、過換気症候群(過呼吸症候群)?

 山に調査に行って現地に着いたものの、ヘトヘトで動けない。息が苦しく目の前が暗い。貧血か?室長に「治まるまで休んでいていいぞ」と言われ、お言葉に甘えて休んでいたら、1時間以上も爆睡。いかん、またやってしまった!

 室長と同僚の2人に合流し、樹木のナンバリングを始めた。斜面を等高線沿いに移動しながら、斜面下方に向かって。

 斜面を登ったり、あるいは登ったり下りたりする動きに比べれば、はるかに楽な作業。それなのに、息が次第に上がってくる。まだ酸欠なのか?肩で大きく息をしながら作業を続けたが、ますます息が苦しい。時折、大きく息を吸ってみるが、息はますます荒くなり、胸は苦しく、動悸と目眩までしてきた。こんな症状、経験したことあったか?1時間も爆睡して、その後に昼飯を食べて、それから作業を始めたのに、こんなにも体力無いのか?俺は?結局、作業の2/3程度を終えたところで「もう限界」と倒れ込んだ。

 同僚が、「明日は天気次第で上がってこれるか分からないし、今日中に目処を付けておかなきゃだめだ」と、「もう少し休んでから」と言いつつ、いつまでもハアハアゼーゼー言って寝転んでいる私を見て、続きの作業をやってくれた。
 しかし、彼が戻ってきても私の呼吸は治まらない。痛み止めを飲んでいるために気分安定薬を減らしたり、興奮剤を倍増したりはしているが、こんな副作用って出ただろうか?熱中症?リチウム中毒?いや、水分は十分に取っている。脇の下や太もものつけ根も、濡れタオルで冷やしている。貧血?脚を高めにして、ベルトも緩めてある。だが、症状はなかなか治まらない。

 結局、何が何だかさっぱり分からないまま、気がつくと症状は治まっていた。そして、ただでさえ思い機材を背負っている上司と同僚に、私のザックの荷物の多くを預けて、どうにか無事に下山した。

 宿に戻ってからも、原因と対処法が分からないと翌日以降が一層不安になるので、あれでもない、これでもない、と色々と考えたり調べたりしてみた。そしてたどりついたのが、過換気症候群過呼吸症候群)。
 急斜面での運動、室長や同僚に迷惑をかけたくない、いや、すでに大いにかけているという心理的ストレス。原因と症状は一致している。可能性は高そうだ。

 次回の調査、危なそうだったら抗不安薬をあらかじめ飲んでおいたら良いのだろうか。